先月末から規約の改正、SSL導入、トランスパレンシーレポートの開始、と立て続けに足元を固める動きが見られたTumblrですが、なんとここにきてStaffブログに2月11日付けでこんなポスト(翻訳版はこちら)が。
米国政府に対し、先日開始したトランスパレンシーレポートと同様の要求を行った、ということでブログ上には「プライバシーに関する法に対する透明性と責任を断固として要求します。」(nihongo.tumbr.comより引用)というかなり強い調子の言葉が綴られています。
まぁ、といってもこの動き、Tumblrの単独行動というわけではなく、Staffブログからリンクの貼られた thedaywefightback.org のサイトにはtumblr以外にもreddit、mozzila、o'reilly、etc…と日本でもおなじみのそうそうたる名前が並んでいます。
ようは「『チーム・インターネット@USA』でNSA(アメリカ国家安全保障局)のネット監視に喧嘩売ることしたんでそこんとこひとつ夜露死苦。YOUも参加しちゃいなYO!ジョイナス!」ってことですかね。
元々、米国政府のネットに対する監視についてはTumblrの親会社である米Yahooもかなり不快感を示しており、米国政府の要求に対し裁判で争ったりもしています(結果はYahooの敗訴)。今回はTumblrチームが米Yahooの急先鋒となった形でしょうか。
規約改正からの一連の動きはこの日のための下準備もかねていたということなんでしょう。
このTHE DAY WE FIGHT BACKのページへのアクセスは既に100万を超えており、8万超のツイート、41万超のfacebookシェアとかなりの規模の動きとなっています。またTumblrのStaffブログのポストも約1万4000リブログと短期間のリブログ数としてはかなりの数字で、この問題に対してのアメリカ国内での関心の高さが伺えます。
上記のサイト以外にも専用のTumblrブログも作られており、本件に関して逐次更新されているようです。こういう使い方はまさにTumblrうってつけですね。
この運動が実際に米国政府を動かすプレッシャーになりうるか、また今後どういったアクションを起こしてくるのか、注視に値するところです。
THE DAY WE FIGHT BACKのサイト上には「THIS IS JUST THE BEGINNING」の文字が力強く綴られています。
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